埼玉新聞

 

依願退職…警察署でわいせつ行為した巡査 20代女性職員の体を触り、別の20代女性職員も触ろうと迫った疑い 相談があり発覚、懲戒処分も決定 「満たすためにやってしまった」と語った27歳

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)縦横4対3(直し)

    警察署内でわいせつ事件=埼玉県

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 勤務先の県内警察署内で同僚にわいせつな行為をしたとして、県警は21日、不同意わいせつ、不同意わいせつ未遂の疑いで、警察署刑事課の男性巡査(27)をさいたま地検に書類送検し、停職1カ月の懲戒処分にした。巡査は21日付で依願退職した。

 県警監察官室によると、巡査は昨年6月8日、県内警察署で、20代女性職員の体を触るわいせつな行為をしたほか、同年8月17日、同署内で別の20代女性職員の体を触ろうとするわいせつな行為をした疑いが持たれている。

 今年3月に署の関係者らから巡査に関わる相談を受けたことから今回の被害が発覚。犯行日はいずれも土曜日で、巡査は出勤日だった。巡査は「性欲を満たすためにやってしまった」と供述している。

 県警の斎藤克也首席監察官は「捜査や調査の結果を踏まえ、厳正に処分した。職員に対する指導教養や身上把握を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
 

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