世界最大規模…竃門炭治郎の姿、鮮やかに 行田の田んぼアートが見頃 今回の題材は人気アニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」 地上50メートルの行田タワー、来館者数は例年の2~3割増 最大4時間待ちにも
2025/07/19/13:45
行田市小針の古代蓮の里東側にある水田で、田んぼアートが見頃を迎えている。今回の題材は、アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃(やいば)』無限城編」。「三部作の第一章」が公開された18日は、古代蓮会館にある地上50メートルの展望室「行田タワー」から観賞しようと、午前7時の開館前に約40人が列を作った。
2008年に始まった田んぼアートは今回で17作目。広さは約2・8ヘクタールで、世界最大規模。盛夏の水田には主人公竃門炭治郎(かまど・たんじろう)の姿が鮮やかに浮かび上がった。主催する「田んぼアート米づくり体験事業推進協議会」事務局長で、市農政課の萩原弘一課長(51)は「ボランティアの方々などの協力で、最高傑作ができた」と胸を張る。
古代蓮会館によると、人気のアニメを描いたこともあり、来館者数は例年の2~3割増。週末には整理券を配布し、最大で4時間待ちになったという。作品のファンという深谷市の会社員女性(49)は「すごい迫力。映画はあす(19日)見るけれど、待ち遠しい」と話していた。
田んぼアートは、10月中旬ごろまで楽しめる。入館料は大人400円、小中学生200円。問い合わせは、古代蓮会館(電話048・559・0770)へ。










