埼玉新聞

 

ショック…男性会社員、1070万円を失う 知り合った女らに「セキュリティー強化して」と言われ、何度も送金 気付いた人が警察に連絡し詐欺発覚 男性宅の周辺エリア、被害が相次ぎ…3カ月間で1億円超が消える

  • 【地図】鴻巣市

    SNS型投資詐欺で1070万円被害=鴻巣市

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 埼玉県警鴻巣署は30日、鴻巣市の男性会社員(71)が交流サイト(SNS)型投資詐欺で現金1070万1515円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、4月27日から約2週間、SNSで知り合った女らから投資を勧められ、SNSを通じて「たくさんの利益が出る」「利益を出金するためには担保金を支払ってください」「大口取引を安全かつ円滑に行うにはセキュリティーレベルを上げる必要がある」などと伝えられた。信じた男性は5月2~12日の間、10回にわたり、指定された口座に現金計1070万1515円を振り込んだ。

 金融機関から警察に、投資詐欺の被害を懸念する情報提供があり警察が男性に確認し被害が発覚した。男性も不審を感じはじめていたという。

 同署管内では今年、詐欺被害が急増傾向にある。30日現在、半年間で詐欺被害総額は約1億7946万円で、昨年1年間の1億4029万円を既に超えている。特に4~6月の被害が顕著で、仮想通貨詐欺やSNS型投資詐欺など、3カ月間だけで1億円を超える被害があった。
 

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