埼玉新聞

 

男性重傷…機械に手を挟まれる 安全装置が機能せず 金属を加工する機械、手があるのに作動 違反した疑いで会社を書類送検 何らかの細工をして安全装置を無効化か

  • 【地図】秩父市

    安全装置無効の疑い、業者を書類送検=秩父市

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 秩父労働基準監督署は17日、労働安全衛生法違反の疑いで、秩父市の非鉄加工業者「練馬工業」と同社取締役をさいたま地検に書類送検した。

 書類送検容疑は、2月5日、同市内の工場で、60代の男性従業員が金属を鋳造する機械に設けられた戸の安全装置を無効化させた疑い。同労基署は認否を明らかにしていない。

 同労基署によると、男性は機械に手を挟まれ重傷を負った。鋳造機に設けられた戸が閉じなければ機械が作動しない構造が規定されているが、何らかの細工をして安全装置が作動しない仕組みになっていたとみられる。
 

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