埼玉新聞

 

性的暴行…商業施設のトイレで少女が襲われる “先生”と呼ばれる男性逮捕、乱暴した疑い 10代女性ら数十人が集まる“大宮界隈”創設者の32歳…トイレで監禁性交したと認める その後、理由不明の不起訴に

  • 【地図】さいたま市大宮区

    「大宮界隈」男性が不起訴 不同意性交などの疑い=さいたま市大宮区

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 未成年の少女をトイレ内で監禁してわいせつな行為をしたとして、監禁と不同意性交などの疑いで埼玉県警大宮署に逮捕されていた男性(32)について、さいたま地検は17日、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

 男性は大宮駅周辺を拠点とした未成年者らのコミュニティー「大宮界隈(かいわい)」を立ち上げた管理人とみられ、同署で余罪を調べていた。

■“おぢ”とも呼ばれ、被害女性も大宮界隈に参加(以下、初報記事)

 未成年の少女をトイレ内で監禁してわいせつな行為をしたとして、大宮署は5月27日、監禁と不同意性交等の疑いで男(32)を逮捕した。男は大宮駅周辺を拠点とした未成年者らのコミュニティー「大宮界隈(かいわい)」を立ち上げた管理人とみられる。県警は同様の余罪があるとみて捜査を進めている。

 逮捕容疑は3月9日午後6時から同25分ごろまでの間、同市大宮区にある商業施設内の多目的トイレ内で、東京都内の10代少女を監禁した上で性交した疑い。「間違いない」と容疑を認めているという。

 同署によると、被害女性が大宮署を訪れ被害を相談して事件が発覚した。大宮界隈は大宮駅西口の鐘塚公園周辺を拠点に、数年前から10代の女性ら数十人が集まるコミュニティー。交流サイト(SNS)で集会が呼びかけられ、短編動画を投稿するなどの活動を行っていた。男は「先生」「おぢ」などと呼ばれており、被害女性も参加していたという。

 大宮界隈を巡っては、コミュニティー内で未成年者の性被害や飲酒、喫煙などの相談、補導などが増加し、同署が取り締まりを行っていた。
 

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