意識不明、呼吸しない父…「急に倒れた」と通報した会社員の息子、殴っていた 朝の住宅 その後、父は死亡
2022/12/01/00:00
同居する父親(70)に暴行を加えて傷害を負わせたとして、熊谷署は30日までに、傷害の疑いで、熊谷市柿沼、会社員の息子(37)を逮捕した。暴行を受けた父親は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
逮捕容疑は自宅内で父親の胸部を手拳で殴打し、全治不詳の傷害を負わせた疑い。
同署によると、11月29日午前9時20分ごろ、息子から「父が急に倒れた」と110番した。消防が駆け付けると、居宅内の毛布の上で横を向いて倒れている父親を発見。搬送時は意識はなく呼吸はしていなかったという。死亡後、父親の胸に打撲痕が確認されたことから息子に事情を聴いたところ、暴行したことを認めた。
息子と父親は2人暮らし。2020年11月に親子間での高齢者虐待事案として、同署が事件化していた。
息子は調べに「間違いありません」と容疑を認めているという。同署は司法解剖をするなどして死因を特定するとともに、暴行に至った経緯を詳しく調べる。