埼玉新聞

 

化粧品を万引、容疑で不法残留のベトナム人2人逮捕 県北で化粧品の万引多発、転売目的か/県警

  • 埼玉県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 県警組織犯罪総合対策本部と熊谷、秩父署、東京出入国在留管理局は29日、窃盗の疑いで、いずれも群馬県太田市亀岡町、ベトナム国籍で職業不詳の男2人(20)を逮捕した。

 逮捕容疑は、1月20日午後5時40分ごろ、秩父市内のドラッグストアで化粧品5点(計1万2310円相当)を盗んだ疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 県警国際捜査課によると、昨年10月ごろから県北地域を中心としたドラッグストアで、化粧品などの万引被害が多発。店舗の防犯カメラを精査したところ、東南アジア系とみられる複数の者が映っていた。その後の捜査で不審な車両を特定し、2人の関与が浮上した。

 2人はいずれも2017年に技能実習で入国。すでに在留期限が切れており不法残留だった。18年に八潮市内などの実習先から失踪して行方が分からなくなっていた。

 県警は両容疑者がほかに数人と共謀し、転売目的で盗んでいたとみて、余罪について調べる。

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