埼玉新聞

 

華やかで繊細 埼玉唯一のシャクヤク園、深谷で90種3千株が見頃に 早咲きは満開に 15日ごろまで

  • シャクヤクに囲まれる花観賞者=深谷市荒川の「花園芍薬園」

 深谷市荒川の持田源次郎さん(73)が約5千平方メートルの花畑で育てている約90種、約3千株のシャクヤクが、色鮮やかな花を咲かせ、見頃を迎えている。県内唯一のシャクヤク園で、来園者を楽しませている。26年目の開園で、6日現在七分咲き。早咲きでオレンジが入ったピンク色の「シュープレーム」、クリーム色の「プレアリムーン」などが満開。八重咲きで白色の「新珠」、黄色の「キャナリープグリアント」なども咲き始めた。

 シャクヤクは苗を植えてから3年目ぐらいで花を付けるという。3月から4月にかけて適度な雨が降り、昨年より背丈が高く、花も大きいという。見頃は15日ごろまで。園内をゆっくりと散策していた女性は「シャクヤクは華やかだけど繊細で、花びらも和紙のよう。花の中で一番好き」と話していた。

 入園料は、高校生以上400円、小中学生300円。午前9時~午後6時。

 問い合わせは、花園芍薬園(電話048・584・0346)へ。

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