国内でも珍しい「野生絶滅」から野生復帰 台風で流出・消滅のムジナモ、地域住民ら自宅で栽培し放流 「野生」の遺伝子受け継ぎ、放流中止後も自然繁殖 60年にわたる活動、保存会や住民らの悲願達成
2025/01/11/09:27
絶滅の恐れがある埼玉県内の動植物をリストアップした「レッドリスト2024植物編」の改訂で、「野生絶滅」だった食虫植物のムジナモが「絶滅危惧ⅠA類」となり、野生復帰したことを受け、国天然記念物に指定されている国内最後の自生地がある羽生市の関係者らが10日、市内で会見し、喜びを語った。保全活動の結果、約60年ぶりに自然繁殖の再開を確認。こうした例は、国内でもまれという。