埼玉新聞

 

100件の空き巣…泥棒男「覚醒剤など欲しくて」 はさみでガラス破り、スーツ着てバッグ持ち会社員のふり

  • 県警本部=さいたま市浦和区高砂

 県警捜査3課と東松山、上尾、鴻巣署は12日、住居侵入と窃盗の疑いで、桶川市朝日2丁目、無職の男(46)=窃盗罪などで公判中=をさいたま地検熊谷支部に追送検した。県警はこれまでに、久喜市や桶川市などを中心に県内や栃木県で発生した窃盗事件など100件(被害総額約2275万円相当)を確認。うち97件(同2153万円相当)を追送検し、捜査を終結した。

 追送検容疑は2016年5月4日ごろから昨年7月15日ごろにかけて、伊奈町の住宅など97カ所に侵入し、現金計約1229万円と財布など808点(計約923万円相当)を盗んだ疑い。

 同課によると、昨年6月21日、伊奈町であった窃盗事件を巡り、防犯カメラの捜査などから男を特定し、同10月6日に住居侵入と窃盗容疑で逮捕した。

 男は、夜に住人が不在の家を狙い、はさみを使ってガラスを破り侵入していたとみられている。スーツ姿でバッグを持ち、会社員を装っていたという。

 男は、同10月21日にも覚醒剤取締法の疑いで逮捕された。容疑を認め、「生活費や覚醒剤を得るために泥棒を繰り返した」と供述しているという。

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