埼玉新聞

 

<新型コロナ>続く保育施設の休園…埼玉547人感染、3回接種した20代も 同僚、親戚、知人に陽性者が

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは12日、新型コロナウイルス感染者を新たに547人確認したと発表した。新規感染者が500人を超えたのは昨年9月15日の513人以来、約4カ月ぶり。感染者の内訳は、県発表が287人、さいたま市139人、川口市53人、川越市19人、越谷市49人。

 これまでに確認された感染者は11万8418人(チャーター便帰国者含む)、死者は1059人(12日午後6時現在)。

 11日夜時点の重症者は1人、感染者の入院は296人、宿泊療養417人、自宅療養697人。退院・療養終了は11万5036人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~90代の男女197人。県内高齢者施設では職員や利用者の20~90代女性6人が感染した。全員ワクチン接種を2回受けていたという。会食で感染が疑われるのは10~70代男女8人。20代男性1人はワクチン3回接種済みで、10~90代男女144人は2回接種済みだった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~70代の男女139人。市内で新規感染者数が100人を超えるのは昨年9月15日以来。新規感染者のうち13人が同居家族に、3人が勤務先に陽性者がいたほか、15人が親戚や知人など陽性者と接触があった。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女53人。1人の感染が判明した民間保育施設は12日から当分の間、臨時休園する。

 川越市によると、感染が判明したのは10~50代の男女19人。

 越谷市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~60代の男女49人。また、市は南部図書室に勤務する市施設管理公社の委託職員の女性が感染したと発表した。図書室は改修により今月は休館中で、市民に濃厚接触者はいないという。

 東和銀行(前橋市)は、従業員2人の感染が今月判明していた川越支店(川越市)で、新たに3人の感染が11日に判明したと公表した。利用客に濃厚接触者はいないという。すでに支店内の消毒作業を実施し、通常通り営業を続ける。

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