埼玉新聞

 

話題になって目立ちたい男、のぼり旗1本を抜いて捨てた後、ごみに放火…逮捕 無職25歳「仕事に不満が」

  • 県警本部=さいたま市浦和区高砂

 行田市や熊谷市でごみ置き場に火を付けたとして男が逮捕された事件で、県警捜査1課と行田署、熊谷署の合同捜査班は29日、建造物等以外放火と器物損壊、銃刀法違反容疑で、行田市城西3丁目、無職の男(25)=建造物等以外放火罪などで起訴=をさいたま地検熊谷支部に追送検した。

 追送検容疑は7月26日、熊谷市戸出の路上で、のぼり旗1本を抜き取って投棄し、行田市持田の集合住宅敷地内で、ごみに火を付けた疑い。さらに8月2日、行田市城西1丁目の路上で、ごみに火を付けたほか、9月7日に同市内で折り畳みナイフ(刃渡り約9・5センチ)を所持した疑い。

 県警は9月7日、行田市の別の場所でごみに火を付けたとして、器物損壊容疑で、男を逮捕。捜査1課によると、その際にナイフを所持しており、「護身用に持っていた」と供述しているという。周辺の防犯カメラの精査や供述などから余罪を特定した。

 いずれの容疑も認め、「仕事の不満、ストレスがあって、何か話題になることをして目立ちたいと思った」と供述しているという。

ツイート シェア シェア