埼玉新聞

 

浦和の街と71年、おでん種販売「増田屋」閉店へ ビル閉鎖で決断、常連客から惜しむ声「寂しい」

  • 「浦和にレッズが来てから街が大きく変わった。皆さんに支えられ、どれも良い思い出ばかり」と話す高畑さん夫妻=さいたま市浦和区

 JR浦和駅西口に程近い、さいたま市浦和区高砂2丁目の「ナカギンザ商店会ビル」が、2020年3月末での閉鎖を決定した。築45年になる建物の老朽化が原因で、ビル1階に軒を連ねる約20店舗も移転か廃業かの選択を迫られている。1948年創業のおでん種販売店「増田屋」は、74年の同ビル完成前からこの地で営む最も古い店。閉鎖を機に来年2月末で店を畳む予定で、常連客から「やめないで」と惜しむ声が上がっている。

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