2019年10月15日(火)

アニメ「あの花」の龍勢も秋空へ 秩父・吉田で龍勢祭 白煙噴く手作りロケット、天高く打ち上げ

白煙を噴き出しながら上空へ打ち上がる龍勢=13日正午ごろ、秩父市下吉田の椋神社周辺

 昨年3月に「秩父吉田の龍勢」として、国の重要無形民俗文化財に指定された、秩父市下吉田の椋神社の例大祭「龍勢祭」が13日、同神社周辺で行われた。台風が心配されたが、約4万1800人(主催者発表)が訪れる中、地元住民らで組織する流派が手作りしたロケット「龍勢」が秋空へ天高く打ち上げられた。

 龍勢祭は400年以上の歴史を誇る。龍勢は松材をくり抜いて火薬を詰めた筒に、矢柄(やがら)と呼ばれる青竹を付けた巨大なロケット花火のような構造。伝統を受け継ぐ製造流派が9月から本格的に作業を始め、秘伝の技法で精魂を込めて製造してきた。

 今年は25の流派が30本の龍勢を奉納。仕掛けや特徴などを紹介する口上の後、高さ約20メートルの打ち上げやぐらから、龍勢が白煙を噴き上空約300メートルまで舞い上がった。秩父を舞台にしたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)の龍勢も打ち上げられ、会場を盛り上げていた。

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