埼玉新聞

 

お母さんの涙見て…さいたまの保育園、医療的ケア児を受け入れ 保護者の思い実現「同年代の子と一緒に」

  • 担当の看護師から、たん吸引を受ける日華さん。左は園長の三須亜由美さん=さいたま市南区大谷口のいちご南保育園

 医療的ケアの必要な子どもたちを預かるため、私立認可保育所「いちご南保育園」(さいたま市南区大谷口)は今年4月から、「育成支援保育モデル事業」を開始した。市内で医療的ケア児を預かる保育所は公立も含め初めて。0~5歳の子ども5人を預かり、1人に1人の担当する看護師を配置した。長時間にわたり付き添いが必要な保護者は休息を取れたり、就業が可能になったという。何よりも集団保育が行われ、「同じ年頃の子たちと一緒の機会を持たせてあげたい」との保護者の思いが実現した。

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