2021年1月19日(火)

埼玉唯一の川口工業高「掃除部」、全国の頂点に 掃除愛好会から部に昇格後すぐに快挙 市長「川口の誇り」

スポGOMI甲子園の優勝報告をした川口工業高校の3選手。(左から)田中校長、奥ノ木市長、安孫子さん、佐々木さん、水上さん、牧之瀬教諭ら=川口市役所

 埼玉県立川口工業高校(田中邦典校長)の部活動「掃除部」Cチームが、ごみ拾いの技を競う高校生の全国大会「スポGOMI甲子園2020」で優勝した。同チームの2年生3人が、川口市役所で奥ノ木信夫川口市長に優勝を報告した。3人は「やりがいを感じる部活です」と口をそろえて、喜びを語り、奥ノ木市長は「皆さんは川口市の誇り。これからも頑張って」と称えた。

 水上泰希さん(17)は「勝てると思っていなかった。頑張っていい経験になった」。我孫子天(そら)さん(17)は「普段から力を入れて取り組んでいるので、うまくできた」。佐々木倭さん(16)は「おれたちが優勝するぞという気持ちだった」と語った。

 同大会は海洋ごみ問題の解決をアピールするのが狙いで日本財団が主催し、19年から始まった。今年度の第2回大会は昨年11月22日、東京の墨田区役所周辺を本会場で開催された。コロナ禍のため東京へ来れないチームのために兵庫県など12のリモート会場も用意し、全部で25校25チームが参加した。

 競技時間は60分。同区役所周辺の決められたエリア内で路上のゴミを拾った。タバコ、ペットボトル、ビン、カン、燃えるゴミの5種類の合計を競った。川口工業高校チームは17・5キロを集め、2位の藤枝明誠高校(静岡)、3位の青森山田高校(青森)を下した。

 川口工業高校の掃除部は15年間ほど掃除愛好会で活動してきたが昨年、正規のクラブ活動として掃除部に昇格した。「ほかの学校はボランティア活動のサークルで、部活で掃除部を名乗るのはうちが唯一だった」と顧問教諭の牧之瀬貴子さん。

 部員は現在、1年生11人、2年生12人、3年生4人の計27人。水曜と木曜日の放課後に校内や周辺を掃除している。

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