2020年12月31日(木)

角川武蔵野ミュージアム、アーティストがアマビエ描くプロジェクト 巨大な作品をお祓い、来年の安寧願う

高さ5メートルのアマビエ之図前で豊栄の舞をするみこ(右)=27日午後、角川武蔵野ミュージアム

 新型コロナウイルス感染の収束が見えない中、来る2021年の安寧を願い、埼玉県所沢市東所沢和田の角川武蔵野ミュージアムで27日、「疫病退散アマビエ之図」のお祓(はら)い式が行われた。

 ミュージアムでは希望、不安、鎮魂、願い、愛をテーマに現代美術家の会田誠さんら6人のアーティストがコロナ時代のアマビエを描くプロジェクトが行われている。

 その第1弾として、11月の開業からミュージアム2階に会田さんが描いたアマビエ之図が高さ約5メートル、幅3・5メートルの巨大なお札として展示されている。原画はお祓い式の前にミュージアムに隣接する武蔵野令和神社に奉納された。

 式には会田さんのほか、ミュージアムの美術部門ディレクターの神野真吾さんらが参加した。神職が祝詞を奏上し、みこによる舞が行われた後、会田さんらが玉串を供えた。

 会田さんは「素直な気持ちで謙虚に描いた。コロナ禍の中だが絵を見てくよくよしていても仕方ないというような気持ちになってもらえれば」と話していた。

 会田さんの作品は3月までミュージアム2階のエントランスに展示される。

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