2020年6月14日(日)

<新型コロナ>JR京浜東北線の乗客増、運転士ら車内を消毒 南浦和駅に到着、折り返すまでに作業

つり革や手すりなどを入念に消毒する駅員ら=12日午前、さいたま市南区の南浦和駅

 新型コロナウイルス感染症予防として、JR東日本大宮支社の職員らが自発的に集まり、電車内の消毒活動を始めた。「乗客に安心して電車を利用してもらい、より安全な空間を提供したい」と職員らは懸命に汗を流す。

 参加しているのは駅員や運転士ら約30人。緊急事態宣言解除で乗客が徐々に増えてきたことから、職員らで話し合い、今月2日から始まった。

 作業を行う電車は、午前11時台に東京方面から南浦和駅に到着し、折り返す京浜東北線4本。職員は雑巾とアルコール消毒スプレーを持ち、各車両2〜3人に分散。電車が到着し乗客の下車を確認すると、素早く作業に取り掛かった。

 手すりやつり皮、ドアノブなど、多くの人が手に触れる場所を入念に消毒。電車が再び発車するまでの約5分間で、換気のため窓が開いているか確認するなど、手際良く作業を行った。

 車内に乗客が増えると、今度はホームのベンチや階段の手すりなども丁寧に磨いた。

 さいたま運転区助役の岡原誠さん(40)は「通勤や通学のお客様が増えてきている今だからこそ、コロナの不安を取り除き、少しでも安心できる環境を提供したい」と話した。

 作業は今月末まで予定。感染状況によっては、それ以降も続けるという。今後は川越駅で折り返す川越線の電車でも検討している。

 広報室では「通常は車両センターでも消毒を徹底しているが、職員らの何とかしたい自発的な思いが今回の作業につながった。コロナの不安を少しでも取り除き、安心して乗車してもらえるよう職員一同で力を合わせていきたい」と話している。

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