2020年5月16日(土)

<新型コロナ>授業動画や分散登校などの併用必要 学校再開に教育長が見方、高校入試の出題も「課題」

埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県の高田直芳教育長は15日の定例会見で、県内の学校再開について「週1日程度の登校日を設け、授業動画や分散登校などを併用する期間が必要」との見方を示した。県立高校では全校が授業動画の配信を開始しており、11日からは双方向のオンライン授業についても希望校70校を三つの時間帯に分けて実施する試行を行っているという。

 高田教育長は緊急事態宣言が解除された39県の状況について「学校再開の動きが出ているが、最初から全員が登校して朝から授業をして部活も、ということにはなっていない」と指摘。学校再開に向けた県の段階や条件などの詳細は「検討中」としつつ、感染状況や生徒数を考慮して登校日を増やしていくなどの想定を示した。一方で、休み時間や登下校の感染対策が懸案だとして、シミュレーションなどを行い万全の態勢を整えた上で保護者の理解を得る必要があると述べた。

 県立高校の入試の出題についても検討段階とし、「大きな課題だと思っている」との認識を示した。「隣接県から埼玉県立高校に入学する場合がある。入試ではそれぞれの中学で使用された教科書の内容を網羅した出題とする必要がある」とした上で、各種の大会中止などで調査書に活動歴が記載できない場合でも不利にならないようにするなどの配慮を文部科学省から求められていると説明した。

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