埼玉新聞

 

<台風19号>カスリーン台風教訓の加須に課題 避難勧告なくそのまま避難指示 真夜中の避難で渋滞

  • 利根川に架かる埼玉大橋。台風19号の時は真夜中に避難する車で渋滞が発生した=加須市

 1947(昭和22)年9月に関東を襲ったカスリーン台風は大利根町(現加須市)の利根川の堤防が決壊し、大水害となった。台風19号は県内に甚大な被害をもたらしたが、加須市では自主避難を含む約9千人が広域避難した。72年前の教訓を生かした行動となったが、真夜中に行われた避難指示の在り方に課題が残った。

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