埼玉新聞

 

<新型コロナ>学習塾クラスター計56人に…埼玉1203人感染4人死亡 職場、保育施設、病院も拡大続く

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは1日、新型コロナウイルスに感染していた60~80代の男女4人が死亡、新たに1203人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が766人、さいたま市253人、川口市103人、川越市35人、越谷市46人。

 これまでに確認された感染者は10万2255人(チャーター便帰国者含む)、死者は898人(1日午後6時現在)。

 8月31日夜時点の重症者は161人、感染者の入院は1344人、宿泊療養612人、自宅療養9271人。退院・療養終了は8万5876人。

 県によると、県管轄では60、70代男性2人が死亡した。60代男性はワクチン接種を受けていなかった。変異株感染者は8月23~29日の1週間で4939人。いずれもデルタ株に感染しているとみられ、ゲノム解析を進める。同期間の変異株PCR検査実施率は49・4%で、陽性率は94・7%(前週93・5%)だった。

 前日午後分を含め、県管轄で1日に詳細が判明したのは未就学児~90代の男女710人。県内医療機関では入院患者1人が感染し、計30人となった。会食で10~50代男女7人が感染し、ワクチン2回接種済みでは37人が感染した。

 さいたま市によると、80代女性が27日、70代男性が28日に死亡した。市内の死者は125人。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女253人。クラスター(感染者集団)関連では、大宮双愛病院で入院患者1人、職員1人が感染して計45人。西部総合病院で入院患者2人、職員1人が感染して計41人。南区の学習塾で生徒3人が感染して計56人。北区の認可保育施設で園児1人が感染して計15人となった。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女103人。市内の民間保育施設で1人の陽性が判明、当面の間、臨時休所する。

 川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~60代の男女35人。市内在住の32人のうち20人は家族、職場などに陽性者がいた。12人は感染経路不明。

 越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~60代の男女46人。

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