埼玉新聞

 

深谷大河ドラマ館で「渋沢栄一×ふかや・しごとフェス」開催、子どもら学ぶ 経済の仕組みを体感

  • 出来たての煮ぼうとうを丼に盛り付ける児童=21日午前11時35分ごろ、「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」

 深谷市仲町の「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」で21日、子どもたちに藍染めなどの体験を仕事にしてもらい、働いたお礼に同市の地域通貨「ネギー」を支給するイベント「渋沢栄一×ふかや しごとフェスタ2021」が開催された。

 子どもたちにお金や経済に触れてもらおうと企画された。深谷市主催、渋沢栄一ひとづくりカレッジ(発足準備室)共催。東京海上日動火災保険埼玉支店とチエノワ、埼玉新聞社後援。ピクルスやうちわ作りなど計7体験あり、1体験につき100円相当のネギーを支払う。

 「煮ぼうとう屋さん体験」は、同市血洗島にある旧渋沢邸「中の家(なかんち)」隣の「麺屋忠兵衛煮ぼうとう店」のマネジャー荻野洋子さんが指導した。参加者はうどんと一緒に煮込む白菜やネギなどの野菜を量ったり、うどんを1本ずつほぐしたり、丼に盛り付ける体験をした。

 熊谷市の小学1年、城戸心夏(ここな)さんと深谷市の2年、石塚陸斗さんは「仕事をしたのでおなかの減り方も違う」と出来たての煮ぼうとうを頬張った。「ネギー」を受け取った深谷市の小学2年、岡芹笑心(にこ)さんは「大事に持ってます」と話していた。

 同フェスは22日にも行われる予定で、同市渋沢栄一政策推進部の坂倉茂課長は「参加事業者の協力で感染対策を万全にして開催できて感謝し、栄一が学んだ経済の仕組みも体感してもらえました。子どもたちも楽しそうで、夏の思い出にしてほしい」と話していた。

ツイート シェア シェア