埼玉新聞

 

<新型コロナ>アストラ製ワクチン接種、最も早い川口 次いで県も実施へ 6自治体で順次接種予定

  • 県と6自治体、順次アストラ接種予定

 英アストラゼネカ製ワクチンの接種は県内では川口市が最も早く、次いで県会場で25、26日に行われる。県ワクチンチームによると、同社製ワクチンは県内6自治体が要請しているが、そのうち1自治体は医療従事者の確保などが課題で、まだ検討段階。

 県の担当者は「6自治体にはワクチン接種に積極的な自治体も含まれており、順次接種が行われる予定だ。アレルギーのため(ファイザー製など)mRNAワクチンを打てない人もいるので、選択肢を増やすという考えがあるのではないか」と指摘した。

 県が運営する「県南部ワクチン接種センター」では、25、26日の予約枠各980人分のうち25日は16人分、26日は261人分の空きがあるという。同社製ワクチンは6カ月保存可能として、県の担当者は「余りが出れば検討の上、取り置かれるだろう」としつつ、「思ったよりは希望者が多かったが、もう少し予約が埋まってほしい」と話した。

 県ホームページによると、県内の総接種回数は22日時点で、1回目が約308万回、2回目が約242万回に上った。県民739万人に対する接種率は1回目が41・8%、2回目が32・9%となっている。

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