埼玉新聞

 

翔んで埼玉“続編”来年公開へ GACKTさん、二階堂ふみさん再び 埼玉県民の皆様、ゴメンなさい

  • 「埼玉の皆様 続編作ってゴメンなさい。」のキャッチコピーが印象的な映画「翔んで埼玉II(仮題)」の告知ビジュアル(c)2022映画「翔んで埼玉」製作委員会

 埼玉を徹底的にディスる(けなす)衝撃的な内容で話題となった映画「翔(と)んで埼玉」の続編「翔んで埼玉II(仮題)」の製作が発表された。2022年公開予定。主演は前作に引き続き、GACKTさん、二階堂ふみさんが務める。

 作品は魔夜峰央氏が1982年に発表した漫画「翔んで埼玉」が原作。「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ!」といった強烈なせりふなどが、ネットを中心に反響を呼び、実写化に至った。

 最終興行収入は37億6千万円を記録。埼玉県は、都道府県別の興収シェアが23%超だったほか、「聖地」と称されたMOVIXさいたま(さいたま市大宮区)では、異例の39週連続上映されるなど、地元愛が社会現象となった。

 武内英樹監督は「前作では(愛を込めて)ディスっていたにもかかわらず、埼玉の皆さんが心から映画を楽しんでくださり、改めてその埼玉愛に驚かされました。続編だからこそできる、壮大なスケールで日本最高峰の茶番劇をお届けしたい」とコメントした。

 県観光課の島田守課長は「続編の製作決定は大歓迎です。今はコロナ禍で旅行自粛ですが、続編で『世界埼玉化計画』が進み、埼玉愛が世界に広がり、海外からも翔んで埼玉に来ていただけることを期待します」と話している。

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