埼玉新聞

 

ブドウ狩りシーズン到来、秩父観光ぶどう農園で開園式 「ちちぶ山ルビー」は8月中旬から本格販売

  • ブドウ狩りを楽しむ子どもたち=10日午後4時ごろ、皆野町皆野の秩父観光ぶどう農園

 秩父ぶどう組合連絡協議会は10日、皆野町の秩父観光ぶどう農園で開園式を開き、秩父路に季節よりひと足早い秋の味覚シーズンが到来した。

 観光ブドウ園は秩父市と皆野、長瀞、横瀬町の計48園から成り、収穫量は約250トン。約25ヘクタールで約50種類のブドウを栽培する。

 開園式には秩父1市3町の首長らも出席。同協議会の新井範会長(65)は「今年は猛暑が続いているため、ブドウの糖度や着色が上出来。緊急事態宣言がいつまで続くか分からないが、収穫が終了する秋には、みんなが笑顔になれるよう願っている」とあいさつした。

 現在の食べ頃は、緑白色のヒムロットシードレス。皮ごと食べられる秩父地域限定品種「ちちぶ山ルビー」は今月中旬から本格的に販売が始まる。

 問い合わせは、秩父観光農林業協会(電話0494・23・3557)へ。

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