埼玉新聞

 

<新型コロナ>コンサートや会食に参加して 埼玉で1160人感染、1人死亡 県「2回接種しても対策を」

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは9日、新型コロナウイルスに感染していた80代の女性1人が死亡、新たに1160人の感染を確認したと発表した。1日の感染者数としては、7日連続で千人を超えた。新規感染者の内訳は県発表が764人、さいたま市144人、川口市144人、川越市34人、越谷市74人。

 これまでに確認された感染者は6万7282人(チャーター便帰国者含む)、死者は855人(9日午後6時現在)。

 8日午後9時時点の重症者は87人、感染者の入院は1045人、宿泊療養566人、自宅療養9515人。退院・療養終了は5万687人。

 県によると、県管轄では80代の女性1人が死亡した。基礎疾患があったが、ワクチンを接種していなかったという。感染の詳細が判明したのは、前日午後分を含む未就学児から80代の788人。7月下旬に県内で開かれたコンサートに友人と2人で参加した60代女性が陽性となった。会食関係では10~60代の男女21人が感染。うち20代女性は県外で行われた12人の会食に参加し、8人が陽性だった。ワクチン2回接種済みでは20~80代で男女29人が陽性だった。県感染症対策課は「ワクチンを2回接種した人も、感染対策をしっかり取ってほしい」としている。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90歳以上の男女144人。年代別では20、30代が76人で全体の約半分を占めた。中等症は少なくとも5人。すでに職員の陽性が判明している幼稚園で男児の陽性が新たに分かり、調査を進めている。ワクチン2回接種済みが2人いた。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女144人。うち同居が44人、感染経路不明が49人。

 川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~60代の男女34人。市内在住の33人のうち、16人は家族や職場などに陽性者がいた。17人は感染経路不明。

 越谷市によると、感染が判明したのは10~70代の74人。

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