埼玉新聞

 

母親、父親が息子のために…計800万円被害 かかってきた電話、訪れた配達業者すべてウソだった

  • 手渡し詐欺2件で計800万円被害=蓮田市

 岩槻署は3日に蓮田市内で、いずれも1人暮らしの無職女性(67)が現金500万円、無職男性(81)が現金300万円をだまし取られたと発表した。同署は手口が似ていることから、同一グループの犯行の可能性があるとみて捜査している。

 同署によると、3日午前11時ごろから数回、女性方に白岡市に住む30代長男を名乗る男らから「会社の金を500万円使った」「会社の監査が入る」などと電話があった。信じた女性は同日午後4時ごろ、自宅を訪れた配達業者を名乗る20代の男に500万円を手渡した。同様に男性方にも電話があり、午後5時ごろ、配達業者を名乗る男に300万円を手渡した。いずれも長男らに連絡を取り、被害に気付いて110番した。

 蓮田市内では3日、ほかに同様の詐欺電話が2件あったが、被害はなかった。

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