埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉の自宅療養者、2週間で4千人増…急拡大 必要なら入院、宿泊療養が可も…病床に限りが

  • 自宅療養、2週間で4千人増

 県内の新型コロナウイルスの自宅療養者数は1日時点で4824人となり、2週間前の7月18日の896人から約4千人増加した。県感染症対策課の担当者は「入院や宿泊療養が必要な場合には対応できているが、非常に苦しい状況だ」と苦慮していることを明かした。自宅療養は自宅で他の家族に感染を広げないよう隔離対策ができることが基準。対応は保健所が主体となり、1日に1回は連絡し健康状態を確認しているという。

 県は自宅療養者の健康管理のため、7月から「県宿泊・自宅療養者支援センター」を開設。同28日までに469の医療機関と契約し、保健所から紹介された患者の健康観察を依頼している。同課の担当者は「療養者の健康観察業務を保健所から完全に切り出せるわけではないが、感染が急拡大し、病床が限られている中で重要な体制となっている。今後も協力機関を増やし拡充していきたい」と話した。

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