埼玉新聞

 

太鼓判!甘み増したナシ幸水、埼玉・加須で出荷始まる 彩玉、豊水、あきづき、新高も順次出荷へ

  • ナシ幸水の出荷作業を行う加藤正夫さん=加須市下種足

 県内有数のナシの産地、加須市騎西地区で1日、甘くてみずみずしいナシ幸水の出荷が始まった。同地区のナシは「加須市騎西産の梨」として「かぞブランド」に認定されている。同市中種足(たなだれ)のJAほくさい騎西梨撰果所には朝から続々と幸水が搬入された。

 同撰果所は1966年の建設で、騎西梨撰果所利用組合(谷部芳夫組合長、組合員22人)が運営する。同組合副組合長の加藤正夫さん(77)方は60年以上続くナシ生産者。「今年は梅雨明けが早く日照時間が長いので、ナシの甘みが増し、出来は上々。タマの形も良い」と太鼓判を押す。

 箱詰めは5キロ箱入りが中心だという。直売所は同騎西梨撰果所のほか、JAほくさい騎西農産物直売所、JAほくさい北川辺農産物直売所、道の駅童謡のふる里おおとねなどで行う。

 幸水の出荷は8月中旬ごろまで。8月中旬から9月上旬ごろまで彩玉、8月下旬から9月中旬ごろまで豊水、9月上旬から中旬ごろまであきづき、9月中旬ごろ新高が出荷の時期を迎える。ナシの出荷は10月中旬ごろまで続く。

 問い合わせは、騎西梨撰果所(電話0480・73・0099)へ。

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