埼玉新聞

 

中学生の14歳少年、詐欺の疑いで再逮捕 受け子を繰り返していたか「お金欲しかった」/埼玉・川口署

  • 川口署=川口市西青木

 川口市の80代男性から現金をだまし取ろうとしたとして、東京都町田市に住む中学生の少年(14)が逮捕された事件で、川口署は29日、別の女性から現金150万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、少年を再逮捕した。

 再逮捕容疑は氏名不詳者と共謀の上、6月29日午前9時ごろから数回、富士見市の無職女性(80)方に次男を名乗って、「書類の送り先を間違えた」などと電話。同日正午ごろ、女性方近くの路上で現金150万円をだまし取った疑い。

 同署によると、次男の上司の親族を装って女性から現金を受け取ったのが少年だった。電車などを使って現場付近まで行ったという。

 川口署は7月8日、詐欺未遂容疑で少年を現行犯逮捕。押収したスマートフォンや周辺の防犯カメラの精査などから、富士見市の事件への関与が浮上した。

 少年は容疑を認め、「お金が欲しかった」と供述。同署は少年が特殊詐欺の受け子を繰り返していたとみて余罪を調べる。

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