埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉県、緊急宣言を要請へ 入院調整など強化するも、これ以上の感染拡大で重大な支障も

  • 大野元裕知事

 埼玉県は28日、新型コロナウイルスの専門家会議を開き、感染者の増加ペースが速まっていることから、政府に対し、緊急事態宣言を要請することについて意見を求めた。近く県の対策本部会議を開き決定し、正式に要請する。大野元裕知事は会議で「病床確保や保健所、入院調整体制の強化を図っているが、これ以上感染が拡大する場合は重大な支障が生じる可能性がある」と述べ、一層の対策強化が必要だとした。県内の28日の新規感染者は870人となり、27日の593人を大幅に上回り、2日連続で過去最多を更新した。

 会議では専門家に対し、現在の県内の感染動向と必要な対応を諮問。県内の28日の新規感染者は870人で、前週21日の381人から1週間で倍以上に増加。1月以来、半年ぶりに過去最多を更新した27日の593人を大幅に上回り、2日連続で過去最多を更新した。県内では20日から8月22日まで、20市町を措置区域に指定し、まん延防止等重点措置による感染防止策が行われているが、日ごとに新規感染者は急増し、ペースも速まっている。

 22~28日の1週間の新規感染者数は計3617人(1日平均516・7人)で、2度目の緊急事態宣言が出された直後の1月中旬を上回って推移。新規感染者の増加とともに県内確保病床使用率も上昇を続け、27日時点で51・4%(857人/1668床)、うち重症病床使用率は23・6%(39人/165床)となっている。

 感染力が強いとされるインド由来のデルタ株の陽性率速報は19~25日の1週間が47・4%。前週(12~18日)の36・6%から大幅に上昇し、半数近くがデルタ株に置き換わっている。

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