埼玉新聞

 

金!短銃持った強盗、500万円強奪し逃走…との想定で訓練 埼玉・川島の信用金庫、防犯意識の向上に

  • 強盗模擬訓練の一場面=川島町上伊草の埼玉縣信用金庫川島支店

 「金を持ってこい。早くしろ―」。川島町上伊草の埼玉縣信用金庫川島支店(堺忠支店長)に短銃を持った男の強盗が押し入った。といっても同支店と東松山署(圓谷=つむらや=庄二署長)が行った強盗模擬訓練の一コマ。

 金融機関における強盗事件は年々、減少傾向にあるが、「最近の情勢をかんがみて治安の悪化が懸念されている」(同署)という。このため各職員の防犯意識向上、自主防犯対策を充実させるため同署の協力を得て訓練を行った。

 訓練は同署員扮(ふん)する強盗が押し入り、職員に短銃を向けて脅し、現金500万円を強奪、さらに客を羽交い絞めにし負傷させ、逃走したとの想定。職員は非常通報装置、犯人の対応、警察への通報などの訓練を行った。

 同署員からは「役割分担が良くできていた」と高評価だった。

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