埼玉新聞

 

<新型コロナ>さいたま市のワクチン特設接種会場、初日1512人が予約 受け付けに長い列

  • 屋外で受け付けを待つ接種者=21日午前、さいたま市大宮区

  • 市営桜木駐車場で行われた接種=21日午前、さいたま市大宮区

 さいたま市独自となる新型コロナウイルスワクチンの特設の集団接種会場が21日から、大宮区の市営桜木駐車場に開設された。初日は65歳以上の高齢者1512人が予約し、混乱なく順調に行われた。

 屋外となる同駐車場(約2・7ヘクタール)にプレハブ2棟ずつ2カ所の接種会場を設けた。一つの会場には受け付けから経過観察まで6レーンあり、接種者は2棟のプレハブ間を移動して進んだ。

 初日は午前9時の開始前から訪れる人もおり、受け付けで列が長くなる場面もあった。熱中症対策として早く来場した人のために予備待合室を設置し、各プレハブ内にも空調設備を万全にした。

 市コロナワクチン対策室によると同駐車場では毎日接種を行い、1日最大1500人を見込む。大宮駅西口から無料シャトルバスも運行する。

 予約は現在、水曜日以降の午後から夕方にかけて、比較的取りやすいという。

 北区日進町の秋山真澄さん(70)は「予約も簡単に取れ、スタッフの誘導がスムーズで順調に接種を受けられた」と安心した表情を見せた。

 保健福祉局の石塚正歳参事は「初日で手順の不慣れな部分もあったが、改善して円滑に進めていきたい」と話した。

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