埼玉新聞

 

<新型コロナ>40代男性が重症、酸素濃度が低く…埼玉121人感染2人死亡 東部の県立学校で女性教諭も

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは9日、新型コロナウイルスに感染していた2人の死亡と、新たに121人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が79人、さいたま市20人、川口市10人、川越市5人、越谷市7人。

 これまでに確認された感染者は4万4695人(チャーター便帰国者含む)、死者は808人(9日午後6時現在)。

 8日午後9時時点の重症者は40人、感染者の入院は493人、ホテル療養238人、自宅療養252人。退院・療養終了は4万2581人。

 県によると、県管轄では70代女性が死亡した。5月31日~6月6日の1週間で、デルタ株(インド株)感染者1人を含む394人が新たに変異株感染者と確認された。デルタ株に感染したのは県内の20代女性で海外渡航歴はなく、濃厚接触者の同居家族2人が検査中。デルタ株の県内感染者は累計4人となった。デルタ株を除く5月31~6月6日の変異株PCR検査陽性率は79・9%だった。

 県教育局は、東部地区の県立学校で50代女性教職員1人が感染したと発表した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20~80代の男女20人。国家公務員の40代男性は重症。酸素濃度が低く、緊急入院している。

 川口市によると、10歳未満の未就学女児から80代の無職女性まで10人の感染を確認。

 越谷市によると、60代男性が死亡した。新たに感染が判明したのは、10歳未満の女児を含む60代までの男女7人。市は30代の市職員が新たに感染したと発表した。

 川越市によると、10歳未満~40代の男女5人の感染を新たに確認した。

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