埼玉新聞

 

<新型コロナ>医療機関クラスター計25人に拡大…埼玉135人感染4人死亡 さいたまの死者、計90人に

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは17日、新型コロナウイルスに感染した4人が死亡、新たに135人の感染が確認されたと発表した。感染者の内訳は、県発表が78人、さいたま市24人、川口市18人、川越市10人、越谷市5人だった。

 これまでに確認された感染者は4万1691人(チャーター便帰国者含む)、死者は766人(17日午後7時現在)。

 16日午後9時時点の重症者は48人、感染者の入院は740人、ホテル療養344人、自宅療養1011人。退院・療養終了は3万8102人。

 県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女64人(非公開1人を含む)。クラスター(感染者集団)関連では、県内の医療機関で新たに60代男性の感染が確認され、計25人となった。

 曜日別の感染者数では3日連続で前週を下回り、県感染症対策課は「週末にかけての推移を注視したい」と話した。

 さいたま市によると、市内医療機関に入院していた80代無職男性が15日に死亡した。高血圧の基礎疾患があった。市内の死者は90人。感染が判明したのは、10歳未満~80代の男女24人。

 川口市によると、10代の男子高校生から60代の無職女性まで男女18人の感染を確認した。重症者はいない。また環境部で家庭一般廃棄物の収集業務を担当している50代と40代の男性職員2人の感染が分かった。

 越谷市によると、新たに感染が判明したのは、30~80代の男女5人。

 川越市によると、10~80代の男女10人の感染が新たに判明した。

 一方、日本年金機構によると、所沢年金事務所(所沢市)で15日に30代男性職員の感染が判明し、17日に同事務所を閉鎖した。再開時期は未定。

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