埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉で1人死亡、198人感染 保育施設で園児ら計11人、クラスターと認定 医療機関でも

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは3日、新型コロナウイルスに感染していた90代男性1人が死亡、新たに198人の感染を確認したと発表した。月曜日に150人を上回るのは2月1日以来91日ぶり。新規感染者の内訳は県発表が137人、さいたま市32人、川口市8人、川越市5人、越谷市16人。

 これまでに確認された感染者は3万8525人(チャーター便帰国者含む)、死者は746人(3日午後6時現在)。

 2日午後9時時点の重症者は39人、感染者の入院は659人、ホテル療養61人、自宅療養836人。退院・療養終了は3万5134人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女122人。クラスター(感染者集団)関連では県内の医療機関1カ所で発生が確認され、職員11人、入院患者1人の計12人の感染が判明した。会食関係では4人が感染した。県教育局によると、県西部の県立学校5校で教職員1人、児童生徒4人の計5人が感染した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学児~90代の男女32人。6人が認可外保育施設「キッズ大陸さいたま与野園」(中央区新中里5丁目)の職員1人と園児5人で感染者数が計11人となり、市はクラスターと認定して公表した。4月24日に20代女性職員の感染が判明し、職員47人と園児297人を検査。20代女性職員3人と男女の園児8人が陽性で、333人が陰性だった。市水道局給水工事課のいずれも50代男性職員2人の感染が判明し、同課の感染者は計4人となった。2人は家庭内感染で、残る2人の感染経路は不明。同課職員38人のうち12人が濃厚接触の疑いなどで自宅待機しており、課員全員を検査する。

 川口市によると、市内の医療機関に入院していた90代男性が1日、死亡した。別の理由で病院を受診して感染が判明し、入院していた。市内の死者は66人目。感染が判明したのは10~50代の男女8人。

 越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学児~80代の男女16人。

 川越市によると、新たに感染が判明したのは、20代大学生男性、20代と40代のパート女性2人、さいたま市居住でいずれも会社員の20代男性と30代女性の計5人。

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