埼玉新聞

 

<新型コロナ>バーベキューの5人感染、屋外も注意 埼玉256人感染 保育所休所 パン工場、計40人に

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは29日、新型コロナウイルスの感染者を新たに256人確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が150人、さいたま市55人、川越市6人、越谷市16人、川口市29人。2度目の緊急事態宣言が解除されて以降、最多となった。

 これまでに確認された感染者は3万7656人(チャーター便帰国者含む)、死者は745人(29日午後7時現在)。

 28日午後9時時点の重症者は28人、感染者の入院は584人、ホテル療養368人、自宅療養743人、退院・療養終了は3万4443人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女149人。30代の男性3人と20代の男女2人は、今月中旬~下旬にかけて、それぞれ別の屋外バーベキューに参加していた。

 県感染症対策課は「屋外であっても、マスクなしでの会話や密が生じれば感染リスクが高まる。十分に注意してほしい」と呼び掛けている。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学児~80代の男女55人。クラスター(感染者集団)関連では、伊藤製パン岩槻工場が1人増で計40人に、わらべや日洋大宮工場が4人増で計29人となった。市水道局給水工事課の40代と20代男性職員の陽性が判明。1人は家庭内感染で、感染経路は別とみられるという。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学児~80代の男女29人。市子育て支援課の30代男性職員の陽性が判明した。市立保育所の園児1人の感染が判明し、30日から臨時休所する。

 越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学児~90代の男女16人。

 川越市によると、新たに感染が判明したのは20~50代の男女6人。

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