埼玉新聞

 

<新型コロナ>変異株に67人感染、計160人に 埼玉145人感染1人死亡 南部の県立学校で児童生徒が

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは14日、新型コロナウイルスに感染していた60代男性1人が死亡、新たに145人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が86人、さいたま市29人、川口市8人、川越市4人、越谷市18人。県内で先週1週間で、変異株に感染したのは10歳未満~70代の67人だった。

 これまでに確認された感染者は3万4728人(チャーター便帰国者含む)、死者は721人(14日午後6時現在)。

 14日午後9時時点の重症者は31人、感染者の入院は464人、ホテル療養328人、自宅療養451人。退院・療養終了は3万2470人。

 県によると、14日に詳細が判明したのは10~80代の男女66人。県教育局によると、南部地区の県立学校で児童生徒1人が感染した。関東信越厚生局は職員1人が感染したと発表した。

 変異株に感染したのは10歳未満~70代の男女67人。いずれも軽症で、累計感染者は160人となった。67人のうち10歳未満~50代の9組22人は同居または別居家族だった。20代と30代の男女は同一施設の関係者、20代と30代の男性は知人だった。

 さいたま市によると、市内病院に入院中の60代男性が13日に死亡した。死亡後の検査で陽性と分かった。市内の死者は79人。感染が判明したのは、10~80代の男女29人。30代男性は市都市局市街地整備課の職員で、濃厚接触が疑われる所属職員1人を自宅待機としている。これまで4人の感染が分かった市内障害者施設でも新たに1人の陽性が判明。同施設では職員や利用者全128人に検査を行い、全員が陰性だった。県発表で、クラスター(感染者集団)となった介護施設「健康倶楽部 楽」(桜区五関)と系列施設「リハビリ倶楽部 楽」(桜区神田)利用者の感染も分かり、同施設の感染者は12人目。

 川口市によると、感染が判明したのは20~80代の男女8人。重症者はいない。

 川越市によると、感染が判明したのは40~60代の男女4人。うち、50代の男性は勤務先に陽性者がいた。

 越谷市によると、新たに感染が判明したのは、10~70代の男女18人。市教育総務部の女性職員1人が感染したことが分かったという。

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