埼玉新聞

 

<新型コロナ>会食感染、埼玉で幅広く…墓参り会食でも 124人感染3人死亡…カラオケ、旅行していた

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは27日、新型コロナウイルスに感染していた3人の死亡と、新たに124人の感染を確認したと発表した。新規感染者は5日連続で100人を上回った。感染者の内訳は、県発表72人、さいたま市22人、川口市19人、川越市3人、越谷市8人。

 累計感染者は3万2353人(チャーター便帰国者含む)、死者は699人(27日午後7時現在)。

 27日午後9時時点の重症者は38人、感染者の入院は494人、ホテル療養327人、自宅療養290人。退院・療養終了は3万283人。

 県管轄では、県は80、90代の女性2人が死亡した。詳細が判明した新規感染者は10歳未満~80代の男女56人。深谷市の40~50代の外国籍男性4人は同居しており、アルバイト先の食品関係の職場では他に2人が感染している。県によると、墓参りの日に親族14人と会食して感染するなど、幅広い年代で会食による感染が確認された。また、カラオケやマージャン、旅行での感染が疑われる人もいるという。

 さいたま市によると、市内医療機関に入院していた70代無職女性が24日に死亡した。長く膵臓(すいぞう)がんを患っており、入院前の検査で陽性が分かった。市内の死者は77人。感染が判明したのは10歳未満~70代の男女22人。20代女性は市内医療機関の医療職で、同僚2人を検査。10代男性は市内の高校生で、食事をした別の高校の友人が陽性だった。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女19人。未就学の女児2人、10歳未満の小学生の女児はいずれも家庭内感染だった。

 越谷市によると、感染が判明したのは30~70代の男女8人。

 川越市によると、20~30代の男性2人、女性1人の3人の感染が確認された。いずれも感染経路不明で入院調整中。

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