埼玉新聞

 

<新型コロナ>飲み会行ったグループ内で新たに5人 埼玉で5人死亡、135人感染 4日連続100人超え

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは26日、新型コロナウイルスに感染していた5人が死亡し、新たに135人の感染を確認したと発表した。4日連続で1日の感染者数が100人を超えた。感染者の内訳は、県発表84人、さいたま市27人、川口市14人、川越市2人、越谷市8人。

 累計感染者は3万2229人(チャーター便帰国者含む)、死者は696人(26日午後7時現在)。

 25日午後9時時点の重症者は43人、感染者の入院は504人、ホテル療養318人、自宅療養267人。退院・療養終了は3万74人。

 県管轄では70~90代の男女3人が死亡した。詳細が判明した感染者は未就学児~80代の男女62人。県によると、緊急事態宣言下の今月下旬に飲み会を行った20代中心の10人以上の男女のグループで5人の感染が確認され、同グループ内の感染者は6人に上った。また、接待を伴う飲食店に勤務する女性1人も感染した。南部地区の県立学校では教職員の50代女性が感染した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10~70代の男女27人。40代女性と50代女性は県内の別々の小学校教諭、50代女性は市内の高校教諭。70代介護職女性は市内の高齢者施設の職員で、いずれも各保健所が調査している。50~60代の男性3人は市内の同じ会社の役員と社員で、勤務する全員の陽性が分かった。

 川口市によると、10代の無職女性から60代の会社員女性まで男女14人の感染を確認。うち60代会社員女性は24日に体調が悪くなり救急搬送された後に死亡し、その後の検査で感染が確認された。保健所で経緯を調べている。

 越谷市によると、感染が新たに判明したのは、20~90代以上の男女8人。

 川越市によると、治療を受けていた90代女性が24日に死亡した。新たに感染が判明したのは40~50代の男女2人。同市環境対策課に勤務する30代女性職員の感染が確認された。

ツイート シェア シェア