埼玉新聞

 

【逍遥の記(21)】今を生きる人を触発できているか?  開館以来初の現代美術展、国立西洋美術館

  •  展示風景より、小田原のどかのインスタレーション。手前はオーギュスト・ロダン「青銅時代」(1877年)

     展示風景より、小田原のどかのインスタレーション。手前はオーギュスト・ロダン「青銅時代」(1877年)

  •  展示風景より、小田原のどかのインスタレーション。手前はオーギュスト・ロダン「考える人」(1881-82年)

     展示風景より、小田原のどかのインスタレーション。手前はオーギュスト・ロダン「考える人」(1881-82年)

  •  展示風景より、弓指寛治の絵画作品

     展示風景より、弓指寛治の絵画作品

  •  展示風景より、弓指寛治の絵画作品

     展示風景より、弓指寛治の絵画作品

  •  展示風景より

     展示風景より

  •  展示風景より、小田原のどかのインスタレーション。手前はオーギュスト・ロダン「青銅時代」(1877年)
  •  展示風景より、小田原のどかのインスタレーション。手前はオーギュスト・ロダン「考える人」(1881-82年)
  •  展示風景より、弓指寛治の絵画作品
  •  展示風景より、弓指寛治の絵画作品
  •  展示風景より

 東京・上野の国立西洋美術館にはめったに行かない。昔の西洋絵画や彫刻を見るのは好きだが、作品の“過剰さ”と人混みに辟易するからだ。よく足を運ぶのは現代美術の展覧会や芸術祭で、会場をゆっくりと回りながらあれこれと考える。自分の無意識や先入観を突かれてはっとしたり、問題意識を深めたり、笑い出したり。触発されるような経験が必ずあって、行って良かったと思う。同時代を生きるアーティストが、この時代を、この世界を、どう見て、どう切り取っているのか。それを知りたくていそいそと出かける。

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