埼玉新聞

 

<新型コロナ>救急搬送中に死亡した女性、その後の検査で感染判明 98人感染 高血圧男性など8人死亡

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは3日、新型コロナウイルスに感染していた70~90代の男女8人が死亡、新たに98人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が71人、さいたま市20人、川口市4人、川越市2人、越谷市1人。

 これまでに確認された感染者は2万9608人(チャーター便帰国者含む)、死者は591人(3日午後6時現在)。

 2日午後9時時点の重症者は40人、感染者の入院は616人、ホテル療養235人、自宅療養104人。退院・療養終了は2万7705人。

 県によると、県管轄では70~90代の男女6人が死亡した。感染の詳細が判明したのは未就学児~90代の男女47人。クラスター(感染者集団)関連では、狭山中央病院で2人の感染が確認され、計71人となった。その他、県内の医療機関2カ所で関係者それぞれ1人の感染が判明した。

 さいたま市によると、市内医療機関に入院していた90代男性が25日に死亡した。高血圧症など基礎疾患があった。市内の死者は69人。感染が判明したのは10~70代の男女20人。中等症の70代男性2人は、それぞれ酸素吸入を行っている。20代女性は市職員で、感染前から休職中だった。

 川口市によると、2月28日に救急搬送中に死亡した80代女性が死亡後の検査で感染していたことが分かった。感染が判明したのは20~80代の男女4人。重症者はいない。感染者は減っているものの、市保健所の担当者は「まだまだ楽観はできない」としている。

 川越市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学女児と20代男性会社員の2人。

 越谷市によると、感染が判明したのは市内に住む40代女性1人。

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