埼玉新聞

 

<新型コロナ>クラスターの狭山中央病院、計69人に 県内102人感染 高血圧の男性など11人死亡

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは2日、新型コロナウイルスに感染していた70~90代の男女11人が死亡、新たに102人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が69人、さいたま市18人、川口市9人、川越市2人、越谷市4人。

 2月26日発表分で感染者1人の取り下げがあり、これまでに確認された感染者は2万9510人(チャーター便帰国者含む)、死者は583人(2日午後7時現在)となった。

 1日午後9時時点の重症者は38人、感染者の入院は614人、ホテル療養243人、自宅療養144人。退院・療養終了は2万7645人。

 県によると、県管轄では70~90代の男女9人が死亡した。2日に詳細が判明したのは10~90代の男女52人。クラスター(感染者集団)関連では、新たに狭山中央病院(狭山市)で入院患者2人の感染が確認され、計69人となった。また、ふじみ野介護老人保健施設ベテラン館で職員1人が感染し計45人となった。その他、県内の医療機関3カ所と県内の高齢者施設1カ所で関係者計4人の感染が判明した。

 さいたま市によると、市内医療機関に入院していた80代無職男性が2月24日に死亡した。高血圧の基礎疾患があったという。市内の死者は68人。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女18人。小学生2人を含め10人は家庭内など感染経路が判明している。

 川口市によると、未就学男児から80代の自営業男性まで9人が感染。うち民間保育園職員1人の感染が分かり、同園は3日から当分の間休園する。

 川越市によると、50~60代の女性2人の感染が確認された。

 越谷市によると、県内の医療機関に入院していた80代の女性が1日に死亡した。感染が確認されたのは、20代の男女3人と70代男性の計4人。

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