埼玉新聞

 

<新型コロナ>糖尿病の男女死亡210人感染…変異株1人 川越で新クラスター 中学の同じクラス4人が

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは18日、新型コロナウイルスに感染していた70~90代の男女8人が死亡、210人の感染を確認したと発表した。変異株の感染者も1人判明した。新規感染者の内訳は県発表が148人、さいたま市36人、川口市12人、川越市8人、越谷市6人。

 これまでに確認された感染者は2万8310人(チャーター便帰国者含む)、死者は498人(18日午後6時現在)。

 17日午後9時時点の重症者は44人、感染者の入院は871人、ホテル療養250人、自宅療養913人。退院・療養終了は2万5447人。

 県によると、県管轄では70~90代の男女5人が死亡した。18日に詳細が判明したのは未就学児~90代の男女127人。クラスター(感染者集団)関連では、県内の医療機関6カ所と高齢者施設1カ所で、関係者計25人の感染が判明した。変異株に感染したのは10歳未満の男性1人で、変異株の陽性者と接触があり軽症。変異株の県内感染者は計38人となった。また、8日に判明した1人の感染を取り下げた。

 さいたま市によると、5日に80代自営業の男性、11日に80代無職女性が死亡した。共に糖尿病などの基礎疾患があった。市内の死者は計60人。感染が判明したのは10歳未満~90歳以上の男女36人。クラスターと認定されたサービス付き高齢者向け住宅「なごやかレジデンス東浦和」と併設する通所介護施設「かがやきデイサービス東浦和」(緑区東浦和)で新たに入居者と従業員計5人の陽性が分かり、同施設での感染者は計14人となった。市立中学校に通う男子生徒4人の感染も判明。同校では14日に教員と生徒1人ずつが陽性となり、教員の受け持つクラスの生徒122人にPCR検査を実施し、4人の感染が分かった。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学男児から90代の無職男性まで12人。重症者はいない。

 川越市によると、感染が判明したのは10~80代の男女8人。また市内の認知症対応型高齢者グループホームで同日までに入所者6人と職員4人の感染が確認され、クラスターと認定した。重篤者の報告はないという。

 越谷市によると、県内の医療機関に入院していた70代の男性が17日に死亡した。感染が判明したのは20~80代の男女6人。クラスターが発生していた市内の介護老人福祉施設で新たに入所者1人の感染が判明し、同施設の感染者は9人となった。

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