埼玉新聞

 

山田うどん“おうち時間”に注力 自宅でできる「手打ちうどん」に「カレー・きつね・肉汁つけ麺」追加

  • 山田食品産業は自宅で手打ちできるキット「手打ちうどんシリーズ」の販売強化へ3種を追加。インスタグラムも活用し需要の掘り起こしを目指す(同社提供)

 「ファミリー食堂山田うどん食堂」など展開の山田食品産業(埼玉県所沢市)は、通信販売商品で自社製麺工場で作ったうどん玉を購入者が自宅で手打ちできるキット「手打ちうどんシリーズ」の販売を2月から強化している。新たに3種類の味を追加した。同社の公式インスタグラムも活用し、新型コロナウイルス感染拡大に伴い在宅時間が増える中、親子で料理を作る機会の創出や、食育推進をさらに後押しする。

 3種類はカレーうどん(税込み2600円)、きつねうどん(同2400円)、肉汁つけ麺(同2800円)。昨年9月から販売開始の第1弾「素うどん」と同様に、うどんの玉(大人2人前×2玉)、打ち粉(2袋)、うどん玉を伸ばすために、同社のキャラクター「カカシ」をあしらったうどん玉を伸ばす特製麺棒、ビニールシートなどが入る。

 うどん玉以外に「カレー」には熟成カレーうどんつゆ、「きつね」には専用の汁と味付けの油揚げ、「肉汁」には専用汁と黒豚肉が入る。「素うどん」と同様にうどん玉など食材だけの「替え玉」も販売する。

 新型コロナに伴い、利用が伸びる電子(EC)市場の強化へ2020年8月、EC事業部を立ち上げ、専用サイト「おうち山田うどん」を開設した。EC強化の一環で同9月に素うどんキットを投入。これまでに2200個を販売した。需要の掘り起こそうと味を3種類の味を加えた。

 新商品の投入に合わせ、インスタグラムを活用した写真コンテスト「おうち山田うどん」を毎月行う。親子でうどん作りに取り組む写真を募り、優秀な作品には新投入の3商品を贈るなど、家庭での食育の機運を盛り上げる。

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