埼玉新聞

 

<新型コロナ>再び40代死亡121人感染 新クラスター発生か 浦学クラスター拡大、寮宿泊のスタッフが

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは8日、新型コロナウイルス感染者を新たに121人確認し、行田中央総合病院の入院患者1人を含む40~90代の男女8人が死亡したと発表した。感染者の内訳は、県発表90人、さいたま市4人、川口市13人、川越市3人、越谷市11人。

 感染者1人の取り下げがあったため、累計感染者は2万6832人(チャーター便帰国者含む)、死者は417人(8日午後7時現在)。

 7日午後9時時点の重症者は58人、感染者の入院は919人、ホテル療養331人、自宅療養2240人。退院・療養終了は2万2625人。

 県管轄で詳細が判明したのは10~90代の男女57人。行田中央総合病院では入院患者1人が感染し、計74人となった。所沢市、入間市、狭山市の9人は別の医療機関の患者や職員で、県はクラスター(感染者集団)が発生したとみて調べている。そのほか、県内医療機関2カ所、高齢者施設3カ所でも関係者が感染した。西部地区の県立学校では教職員の20代男性が感染した。

 さいたま市によると、いずれも市内の医療機関に入院していた県内在住の80代無職女性が7日に、市内在住の80代無職女性が4日に死亡した。いずれも基礎疾患があったという。市内の死者は46人となった。感染が判明したのは20~70代の男女4人。20代男性はクラスター(感染者集団)が発生している浦和学院高校の職員で硬式野球部のスタッフ。野球部の寮に宿泊して管理なども行っていたという。感染者数は39人となった。

 川口市によると、10代の男子高校生から80代女性まで男女13人の感染を確認した。

 川越市によると、市外の1人を含む20~30代の男女3人の感染が確認された。

 越谷市によると、感染が判明したのは10~70代の男女11人。クラスターが発生している市内の医療機関で新たに職員1人の感染が確認され、同医療機関での感染者は計25人となった。

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