埼玉新聞

 

黄色い花から漂う甘い香り 幸手の権現堂公園でロウバイが見頃 散歩の来園者ら花をめでる姿も

  • 周囲にかぐわしい香りを放っているロウバイ=幸手市、県営権現堂公園

 桜の名所として知られる埼玉県幸手市の県営権現堂公園で、「ロウバイ」が見頃を迎えている。

 園内の丸池周辺に30本ほど植栽され、ろう細工のような半透明の黄色い花から甘い香りが漂い、散歩に訪れた親子連れなどが「甘い香りがする」とゆっくりと歩きながら花をめでる姿も。

 毎日公園を散歩しているという市内の女性(78)は「コロナ禍で巣ごもり状態だと足腰が弱るので散歩を日課にしている。季節の花々が見られることも楽しみの一つ。コロナになってから園内を散歩している人が増えた」と話していた。

 ロウバイは中国原産の落葉樹で、真冬に花を咲かせる。同園管理事務所は、「2月中旬ぐらいまで楽しめる」とし、「公園の利用は、密を避けて少人数・短時間の散策にとどめ、手洗い・マスクの着用を徹底してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは、同事務所(電話0480・44・0873)へ。

ツイート シェア シェア