埼玉新聞

 

ベルク、「埼玉150周年記念弁当」販売へ 全123店で「県民の日」まで ベルク発祥の地・秩父の名物も

  • 9日発売の「埼玉150周年記念弁当」(県提供)

 スーパーのベルクは9日から、今年で埼玉県が誕生から150年を迎えるのを記念した弁当「埼玉150周年記念弁当」を県内含む全123店舗で販売する。2日に販売報告のため大野元裕知事の下を訪れた同社の原島一誠社長は「150周年の節目を盛り上げる、埼玉の魅力が詰まった弁当が完成した」と話した。

 弁当には、県産豚肉のみそ漬け焼き、狭山市などのサトイモを使用したコロッケ、深谷ネギのぬた、川越芋のみを使用した大学いも、さらにベルク発祥の地である秩父名物しゃくし菜漬けなどをラインアップ。価格は税込み537円。

 同社によると、川越芋は生産地域の農家が声を掛け合うことで一定量の調達にこぎ着けたという。県産食材をふんだんに使うことで、新型コロナウイルスの影響を受けた県内農園、農家の支援にもつなげたい考えだ。

 各店舗1日当たり18パックを目安に販売。11月14日の「県民の日」まで内容を変更しながら販売を続ける予定。原島社長は「ベルクは県民の皆さまに育てられたので、その恩返しの意味も込めて取り組んだ。コロナ禍で気持ちが沈んでしまうこともあるが、この弁当で少しでも潤いを与えられたらうれしい」と述べた。大野知事は「県内にはおいしい食材が非常に多い。この弁当で魅力を県内だけでなく県外にも広めていただきたい」と語った。

 9日には、ベルク浦和根岸店を大野知事が訪問し、店頭で販売促進キャンペーンを行う。

 問い合わせは、ベルクお客様サービス課(電話0120・299・332)へ。

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