埼玉新聞

 

カップル人気、愛らしい「ラバーズベンチ」 道の駅「かぞわたらせ」に登場 近くの池もハート型、眺め絶景

  • カップルに人気の「ラバーズベンチ」=加須市小野袋の道の駅かぞわたらせ(道の駅提供)

  • 愛らしい「ラバーズベンチ」=加須市小野袋の道の駅かぞわたらせ(提供)

 「恋人の聖地」として知られる埼玉県加須市小野袋の道の駅「かぞわたらせ」(荻原次男支配人)に、愛らしいベンチ「ラバーズベンチ」が今月からお目見えした。物産施設屋上のハートのオブジェの前にあり、カップルに人気を集めている。

 同道の駅は、2019年6月に静岡県静岡市のNPO法人地域活性化支援センターから「恋人の聖地」に県内で初めて選定された。

 同道の駅近くには、上空から見るとハート型をした渡良瀬遊水地の貯水池(谷中湖)がある。加須市は有数のこいのぼりの産地で、「恋登り」や「恋昇り」に例えて、恋愛成就をうたっている。同道の駅の食堂ではハートのピンクカレー(土日祝日限定)も登場している。

 ベンチは、聖地を訪れるカップルのために、加須市のまちづくりネットワーク・かぞが寄贈した。ネットワークに加盟する加須クリエイト&エンタテイメント代表の生沼博さんは「グアムにある恋人岬や日本の観光地のラバーズベンチをヒントにした。荻原支配人と相談して愛らしい木製ベンチを置くことにした」と話す。

 生沼さんがデザインを担当し、技術を持つ知人に作ってもらった。ベンチの大きさは横幅1メートル27センチ、奥行き45センチ、高さ56センチ。座る場所は緩やかなV字型で、ハート型ステンドグラス付き。ピンク、赤、オレンジの3色で仕上げた。

 同道の駅の荻原支配人は「ベンチからの眺めは絶景です。渡良瀬遊水地を一望することができます。寄り添えるベンチで、たくさんのカップルに思い出をつくってもらいたい」と話した。

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