埼玉新聞

 

自分を刺した女逮捕…「男に刺された」と虚偽の通報 県警が緊急配備、防カメ見ると…女「うそをついた」

  • 大宮署=埼玉県さいたま市大宮区北袋町

 大宮署は18日、偽計業務妨害の疑いで、さいたま市北区盆栽町、無職の女(48)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年12月10日、自宅で「見知らぬ男から刃物で刺された」などと虚偽の通報をして、同日午後5時42分ごろから午後8時40分ごろまでの間、警察の業務を妨害した疑い。

 同署によると、女はナイフで自分の腹部を刺して119番通報。駆け付けた警察官に「男に腹を刺された。現金を奪われた」などと虚偽の説明をした。県警は強盗致傷事件として緊急配備を敷くなど捜査した。女は治療で数日間入院した。現場の状況や関係者の聴取、付近の防犯カメラの精査から、虚偽の可能性が浮上した。「うそをついたことは間違いない」と容疑を認めているという。

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